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【ペルアドラ】日本製クライミングシューズの新しい風!K-01 ベーシックラインを履いてみた

出典:PER-ADRA(ペルアドラ) | MADE IN JAPAN クライミングシューズ

「日本人による、日本人のためのクライミングシューズ」、ペルアドラK-01。

最近ではジムで履いてる人もチラホラ!しかしまだまだ謎に包まれた部分の多いペルアドラ。今回は実際に履いて登って検証してきました!

TBSテレビ:SASUKEのあの人がプロデュース!

これだけはご存知の方が多いかもしれません。

あの「SASUKE」新世代の一人と呼ばれる、川口朋広さんが開発、生産に関わっています。そんな川口さん自身もクライマーです。

 

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2017年設立の新ブランドなので、まだまだ出回っている口コミも多くない模様。なので今回は、ペルアドラの強み、弱みをしっかり見ていきます!

スルッと入る!強みの「足入れ」

ペルアドラの最大の強みは、足入れの良さとフィット感でしょう。おそらく業界でこの「スルッと」感に敵うシューズはないでしょう。足を入れたクライマーは思わず「あっ」と声を漏らします。「うわばきか!」ってくらいスルッと入ります。

甲の部分に施された細かいメッシュはゴム素材でできているため、甲高の足でも力を全く使わずに履けてしまいます。メッシュ部分は穴がたくさん開いているので通気性抜群というオマケ付き。いつものシューズを履くときの、あの「保持力の無駄遣い」とはサヨナラです。

「足を入れるまでが快適なのは分かった。履いている間は?」と思った方、安心してください。従来のクライミングシューズで痛みや違和感を感じていた人ほどフィットするのがペルアドラです。

既にペルアドラを履いているクライマーの中では、足を入れた後の快適さがゆえに選んだ方が多いのではないかと思います。全体的にレザー部分が最低限の厚さとなっているため履き心地が非常に柔らかく、おまけに履いていて重さを感じません。かなり軽いです。

「日本人のための」の意味

「たくさんクライミングシューズがあって選べないから、お店の人に聞いてみよ!」

そうして薦められ決めたシューズたち。お店にある数あるシューズの中から、一番足に合った靴を選んでもらったはずなのに、やっぱり少し足型が合っていないかも?履いて1ヶ月経つけれど、革が伸びても足に合わない!なんて経験はありますか?

そもそも多くのクライミングシューズは海外のメーカーによるもので、日本人に多いエジプト型の足型に合わせて生産されたクライミングシューズは少ないものです。ですから我々日本人の多くは、足型の合っていないクライミングシューズを履き続けているのです。
(日本人に多いのはエジプト型で、その割合は日本人の約7割ほど。それに対して欧米人に多いのがギリシャ型です。)

足の形は5種類

クライミング歴が長い方でも、実は足型が合っていないことによる痛みや違和感に慣れてしまっている、そんなことがよくあります。

ペルアドラはシューズの開発にあたり、日本人の足に関する膨大なデータ(幅、高さ、かかとのカーブなど)から平均的な足の形を導き出し、それをもとにシューズの原型となる木型を製作したとのこと。より多くの日本人の足に合うように考案されたシューズは、まさに「日本人のための」クライミングシューズです。

フィット感がもたらす意外な効果!?

タイトに攻めたクライミングシューズやあまり足型の合っていないシューズで登ると、特に痛い動き。皆さん身に覚えはありますか?

そう、コーディネーション。マットを走ってジャンプスタート、ハリボテを駆け抜けて足を素早く入れ替えて…。まさにあのSASUKEでも見覚えのあるような動き。足の痛みから、コーディネーションのムーブを敬遠しがちな方も多いんじゃないでしょうか。

 

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ですがこのペルアドラ、先ほどから申し上げております通り、足がめちゃくちゃフィットしてるんです。そう、この靴走れるんです

そもそも形が足型とマッチしているうえに、シューズ全体が柔らかいため、運動靴のように走れるんです。ジム特有のこういったムーブにはめっぽう強い、そんなシューズです。

類を見ない豪華仕様のヒール&トゥー

他のシューズに比べてペルアドラの特徴的な点といえば、ヒールのソールラバーの使い方が挙げられます。

(撮影協力:クライミングジムMARU)

シューズの底からヒールカップに沿うように、踵の中心にはXS GRIP2が使用されています。特徴的なのはその両サイド、踵の内側と外側の二面にソールラバーによる処理が施されています。踵の側面だけ、柔らかめで少しの力でも形状をつかみやすいXS GRIPでカバーされているのです。

そうすることによって「足を寝かせる」ヒールの掛け方をしたとき、グリップ力が増してその強さを発揮します。どんな形状、どんな表面でも、足裏のソールと同じ素材でカバーされていれば、ヒールが滑ることはもうありません。

そして、豪華仕様にソールラバーで仕上げられているのはヒールだけではありません。

トゥーフックで酷使するアッパー部分も、ヒール側面同様XS GRIPでカバー。繰り返しにはなりますがXS GRIPは柔らかめのソールなので、あまり力をこめなくても細かい形状をキャッチできます。「トゥーフックの力の入れ方がわからない!苦手!」なんてクライマーの強い味方になること間違いなしです。

よく聞く「アッパーのレザー部分に穴が開いてしまう」といった悩みも解決されるのではないでしょうか。

弱点はといえば…?

インドアのジムで登る分には、弱点は特にナシ。(特に思いつきませんでした。)

ただ、ペルアドラK-01は軽さと履き心地を重視した柔らかい作りですので、外岩の細かいスタンスには少し跳ね返されてしまうような感触です。

明瞭な形状であればどんな傾斜でもスタンスを掴むように乗れるのですが、フリクションのないツルツルのエッジには弱いように感じます。(個人差があります。足置きが下手なだけかもしれません…。)

(最後に)こんな人にオススメ!

まとめると、長所は、

・足入れの良さ
・走れるほどの履き心地(コーディネーションで効果発揮!)
・トゥー・ヒールのグリップ力

一方短所としては、

・外岩の浅いスタンスでは形状に負けてしまう

といったものが挙げられます!

以上から、特に近代的なムーブのセットがある都内のジムでの活動が中心のクライマーの皆さんにはすごくオススメができます!

いかがだったでしょうか?ペルアドラのシューズは、全国の取扱店舗、またはペルアドラ オンラインショップからご購入いただけます。

 

ペルアドラをタダで手に入れる裏技!?

クライマーのための動画共有サービス「クライミングチャンネル」では、外岩の動画を投稿するとポイントが付与され、貯めたポイントをさまざまなクライミングアイテムに交換することができます!このペルアドラも、貯めたポイントで交換が可能です。スマホに眠った動画たちを、シューズに変えるチャンスです。

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