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海外で使えるボルダリング英語集!よく使うアレも、実は日本語だった!?

そもそも「ボルダリング」は英語?

2020年の東京オリンピックの新競技として採用されてから、急上昇ワードのボルダリング。元々は大きい石、ゴロっとした大岩を意味する”Boulder”という英語に由来します。日本ではもちろん、現在は世界中のいたるところで、”Boulder”に動作を意味する「ing」を付けて”Bouldering”(ボルダリング)と呼ばれています。

意外と多い!日本オリジナルのボルダリング用語

ガバ、カチ、キョン…。日本のスポーツクライミングにおけるホールドやムーブの名称には、日本独特のものが多いのです。

「クライミングジムで外人のお客さんが!仲良くしたいけど、ホールドやムーブを英語でなんて呼べばいいかわからない…。」

「海外クライミングツアーに行くことになったけど、現地でコミュニケーションが取れるか不安!」

そんな悩みを解決するために、今回は(海外でも使える!)ボルダリング用語の英語をご紹介いたします!

ムーヴ編

キョンは英語で”Drop knee”

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Image:9 Neil Greshams Masterclass – Drop Knee – YouTube

膝を内側に入れて、体側を壁に沿わせて遠いホールドにリーチするこの動き、キョン。日本語です。

英語では、膝を下に向けて落とす動きであることから、一般的に”Drop knee”(ドロップニー)と呼びます。日本でもドロップニーと呼ぶクライマーも多いので、そこそこ聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。しかし、「そこキョンしたらいいよ!キョン!」なんて外国人クライマーに言っても、ほぼ通じません。「キョン」が通じる外国人クライマーは、よっぽど日本慣れしてますね。

サイファーは英語で”Pogo”または”Moon kick”

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Image:Power Climbing (Inspired by Louis Parkinson) Bouldering session! – YouTube

「サイファー」、「だいちゃん」など、日本では様々な呼ばれ方をするこの動き。

そもそも「サイファー」が英語なんじゃない?と思われる方もいるかと思いますが、確かに英語です。しかし、どういうわけかクライミングと全く関係ない「Cypher」という語が定着してしまったようです。

とにかく、アメリカでサイファーは”Pogo”(ポゴ)、もしくは”Moon kick”(ムーンキック)と呼ばれています。「ムーンキック」かっこいい!と思われた方、残念ですが、実はPogoの方がよくつかわれます。言語は言いやすい、使いやすいものに淘汰されていくのが摂理のようです…

フラッギングは英語でも”Flagging”

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Image:Kneedrops & Flagging – YouTube

よくある間違いとして、「フラッキング」と呼ばれることがありますが、そのような単語は存在しません。正しくは、”Flagging”(フラッギング)です。Flag[旗]のように足を垂れ下げて振る動作からこのように呼ばれていると覚えると良いでしょう。

ちなみに、同じく頻出の足技、ヒールフックとトゥーフックは英語でもHeel hook, Toe hookですので、そのままで通じます!

持ち方編

次は英語の「ホールドの持ち方」です。サイファーやキョンに比べれば、ある程度認知度の高いものが多いでしょう!

ガバは英語で”Jug”

英語でガバは”Jug”(ジャグ)と呼ばれます。大きなガバは”Big jug”、小さなガバは”Small jug”となります。

実はこの”Jug”は注意が必要です。”Jug”は女性の胸を意味する語(しかも「いい形をした」という暗示)でもあるため、岩場・ジム以外でのJug Jugは意味を分かったうえで、必要に応じて、ですね!

カチは英語で”Crimp”

ご存知の方も多いかもしれませんが、カチは”Crimp”(クリンプ)です。日本でいう工具のペンチ(=Crimper)の圧着する様子から、カチをそう呼ぶようになったと言われています。でも日本人の我々からしたら、「カチッと細かいのを持つ!」っていう擬音チックな由来もしっくり来ますよね!

スローパーは英語でも”Sloper”

スローパーはそのまま”Sloper”となりますが、実はSloperという語はクライミング以外では全く使いません。Slope[傾斜、坂]に”er”をつけて”Sloper”と呼びますが、クライミング界でのみ通用する造語です。

ピンチは英語でも”Pinch”

ピンチはもともと「つまむ」、「挟む」といった意味の英語ですので、そのままで通じます!

ハリボテは英語で”Volume”

日本語でも”Volume”(ボリューム)と呼ぶ人もいるかもしれませんが、「ハリボテ」では英語圏のクライマーには通じません!

掛け声編

ロープクライミングにおいて、コミュニケーションの手段となる掛け声はとっても重要ですよね。安全のためにも、是非覚えておきたい英語のクライミング用語をピックアップしました!

テンション!は英語で”Take!”

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「テンション」は英語だから通じるでしょ!と思われる方も多いでしょう。”Tension”は「緊張」や「ロープを張っている」を意味し、ニュアンスとしては近いのでくみ取ってくれるクライマーも多いことでしょう。しかし実際にロープにテンションを張ってほしい時に“Tension!”と叫ぶクライマーは日本にしかいませんので、外国人クライマーと登るときには、”Take”(テイク!)もしくは”Take please!”です。

ロープちょうだい!は英語で”Slack!”

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「テンション」の反対、「ゆるめて!」は”Slack”(スラック)です。「緩める」という意味の動詞ですので、「ロープ緩めて!」という掛け声も”Slack!”の一言に集約されます!便利です。

おろして!は英語で”Lower!”

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緩めてほしい時は”Slack”ですが、降ろしてほしい時は”Lower”(ロワー)になります。少し降ろしてもらって、あのヌンチャク回収し忘れた!なんてときは”Stop!”で止めてもらいましょう。降ろしてもらいたいときは、また”Lower”で降ろしてもらいましょう。

ガンバ!は”Come on!”,”You’ve got this!”など

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そういえば、「ガンバ!」は日本語だけど、「世界ではなんて言ってるの?」と疑問に思ったことはありませんか?

日本人は特に「ガンバ」を連呼しますので、世界中のクライマーから「ガンバガンバ!」と真似をされているらしいのですが、アメリカ人も応援はアツイんです。ただ、同じ語を連呼するのではなく、”Come on 名前!”や”You got this man!”をずーっと繰り返しています。登れたら”Nice!”か”Yeah!”です。

登るよ!は”Climbing!”、登っていいよ!は”Climb on!”

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ロープクライミングの場合、登り始める前にハーネスのバックル、ビレイループのノット、ATCを確認するのはもちろん世界共通です。確認を終えたら、「登るよ!」の意味を込めて”Climbing!”と声をかけましょう。ビレイヤーも準備が出来ていたら、「登っていいよ!」という意味で”Climb on!”と返します。

 

いかがだったでしょうか?

2020年にはきっとたくさんの外国人観光客が至る所に押し寄せるでしょう。クライミングジムも例外ではなく、外国人クライマーとのコミュニケーションは避けては通れなくなります。少しでも会話のきっかけを作るために、クライミング英語のを覚えておいて損はありません!皆様のクライミング英語の習得のお役に立てたら幸いです!

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