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【ボルダリング】強すぎて参考にならない超人たちのトレーニング動画

「体を鍛える」と一言に言っても、鍛える部位であったり、その目的は人それぞれ…。

ひと昔であれば、クライマーがレベルアップのために体を鍛えるとなると、指、前腕、背中をひたすらいじめるトレーニングばかりでした。ですが、今はそれらだけが強くてもコンペでは勝てない時代のようです。皆さんは普段どんなトレーニングをしていますか?懸垂、キャンパスボード、体幹…

楢崎智亜選手のパーソナルトレーナーを務める千葉啓史さんの「チバトレ」をはじめ、世界で活躍し続けるアスリートたちのインスタグラムを見ていると、日々新しいトレーニング法を発信していますよね!普段見慣れない斬新な動きは、なぜだか見てて楽しいですよね。

 

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Hiroshi Chiba/千葉 啓史/CHIBATOREさん(@chibatore)がシェアした投稿

「ボルダリングって一体どんなトレーニングが必要なの?」という初心者の方も、「日々のトレーニング方法に新たなヒントを!」という上級者の方も、強すぎてまったく参考にはならないかもしれませんが仰天の世界のトップクライマーたちの超人的トレーニング法を見てみましょう!

超人の「フロントレバー」

フロントレバーといえば体勢の維持に強靭な体幹が求められる、まさに上級トレーニングの一つと言えるでしょう。まずご紹介する動画は日本から!こちらの動画。

 

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お分かりいただけたでしょうか。一見普通のフロントレバーのように見えますが、よく見ると持っているのは真下に出たピンチホールド。しかも非常に美しい姿勢を保っています。どうやらただのフロントレバーだけでは物足りなかったのでしょう。

彼は続いてこんなことも。

 

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両手でやるのですら難しいのに、片手で、しかも一本指…。強靭すぎる指の力、体を持ち上げる背筋とその姿勢を維持する体幹力。本人も数秒の維持が限界のようですが、トップクライマーである彼にしかできない技であることはわかります。ご存知の方も多いかもしれませんが、動画の野村真一郎さんは2018年5月、一日に3つの5段(ハイドランジア、バベル、UMA)を落とすという偉業を成し遂げています。

超人の「キャンパシング」

伝説のドイツ人クライマーWolfgang Güllich(ウルフギャング・ギュリッヒ)はかつて、かのAction Directe(世界初の5.14d)のプロジェクティング中、薄い木の板を打ち付けただけの傾斜壁を自身のトレーニングのために作りました。非常にシビアなホールドの保持が求められるAction Directeのために、彼は保持力の鬼にならざるを得なかったわけです。そしてCampus Centreと呼ばれるジム施設内に作ったその壁が、現代クライマーもおなじみのキャンパスボードの元祖というわけです。

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そのキャンパスボードに由来する「キャンパシング」は、ほとんど上半身の筋肉だけで身体全体を引き上げるため、非常に大きな負荷のかかるトレーニングです。クライマーなら誰しも通る(?)このトレーニングを、トップクライマーはどのように行なっているのでしょうか。まずご紹介するのはフランス代表にも選出されているミカエル・マエムのこの動画!

 

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重力どこいった!まるで壁を歩くようなキャンパ。その姿は木から木に移る動作を彷彿とさせます。

 

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インスタグラムには彼の兄弟であるバッサ・マエムとトレーニングに励む姿が投稿されています。ミカエル・マエムは今年6月のワールドカップのボルダリングで6位、バッサ・マエムは今年9月の世界選手権のスピードクライミングで2位という成績を残しています。兄弟でクライミング界のトップを走る2人に今後も期待です!

超人の「懸垂」

「持って引き寄せる」が基本のクライミングにおいて、懸垂はクライマーにとって必要不可欠なトレーニングではないでしょうか。紹介するのはノルウェーの超肉体派クライマー、マグナス・ミトボ!

 

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お分かりいただけたでしょうか…。よく見ると小指で懸垂しています。小指での懸垂のギネス記録は16回だそうですが、この動画だけでもそれを超えています。ギネス記録の公式認定員の方、こちらですよ~!

 

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ちなみに彼はあるインタビューで「指の強さが自分の弱点だ。」と語っています。冗談が上手いですね。そしてもう一つ紹介したい彼の動画がこちら。

 

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片手でマッスルアップができる人類はこの惑星にどのくらいいるのでしょう。彼は今シーズン、サンタリーニャにあるネアンデルタール(5.15b)を目標にしているそうです。

超人の「ランジ」

ランジとは、ホールドから遠いホールドへ飛びつくムーブをさします。トップクライマーたちはランジ課題の反復練習トレーニングも怠りません。動画は山内誠さんのトレーニングです。

 

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全身の高い連動性もさることながら、ここまで深い動きは柔軟性も必要です。さらに飛びつく先で保持する力も問われるため総合的なクライミング力が試されるのではないでしょうか。そしてこんなにダイナミックなムーブで課題を落とすことができたらどんなに気持ちいいことか!

もはや名物となりつつある、APEXクライミングジムの四谷ジャンプ。貴重なレベル10の完登動画は必見です。

まとめ

クライミングに求められる力は多岐に渡ります。ある程度のレベルまでいくとその人の好みやクライミングスタイル、目標とする課題によって必要なトレーニングは変わってくるでしょう。いきなり彼らの真似をしてしまうとケガにつながりますので、トレーニングは自分のレベルに合った強度でしましょう。

以上、トップクライマーたちが編み出した個性あふれるトレーニングでした!

 

おまけ

いくらスピードクライミングがアツいからって、そんなことしてる奴はいないだろうと #スピードキャンパ のタグで検索したら、まさかのヒット。

 

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TBSの「SASUKE」出場経験がある@ykeitaro氏のスピードキャンパの動画でした。

 

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