【チョークバッグ】ボルダリングの必須品!?置き型チョークバケットのすすめ
マイシューズやウェアを買い揃え、毎週ジムに通い、頭の中は宿題になっている課題でいっぱい。
そうなってきたらあなたはもう立派なクライマー、順調です。そんな中、ジムでまわりを見渡すと気付くはず。
「あれ?、周りの人のチョークバッグなんだか大きくない?」
そう、おそらく初めの一つとしてかなり多くの方が手に取るであろう腰つけのチョークバッグと違い、ボルダリング(ロープは使わずに自分の身体だけで登るクライミング)メインのクライマーは置き型のチョークバッグ(いわゆるバケット)を使っている事が多いんです。
今回の記事ではバケットも使ってみたい!もしくは、新しいものが欲しいけどどんな製品があるの?という方のため、「初めに買ったチョークバッグとバケットは実際どう違うの?」、「使いやすいのはどっち?」といった疑問にお答えしつつ、オススメの商品を独断と偏見も踏まえつつ解説していきます!
まず腰付けタイプと置き型バケットタイプの違いから見て行きましょう!
目次
腰付けチョークバッグって?
鞄の中でスペースを取らず、扱いやすいことから初めてのチョークバッグとして選ばれることの多い腰付けタイプ。
その最大の長所は登っている間も身に付けていられる点です。登っている最中に片手を自由にする技術が必要ですが、例えば長めの課題やリードクライミングで手が滑ってきたとき、再びチョークアップすることが可能です。
そのため、クライミングを始めたての頃だけでなく、実は上級者になってからの方が真価を発揮するといった懐の深さを持ったタイプと言えるのではないでしょうか。
しかし、どうしても身に付けられる性質上小型であり、チョークの手つきや容量は控えめなものとなってしまいます。その上、腰につけて落下するとチョークが舞いやすく、ジム内では粉塵による身体的影響を考慮してチョークボールの使用が推奨されています。腰付けタイプのチョークバッグに直接チョークを入れることがあまりオススメされないだけに、ガァーっと一気にはチョークアップしづらいです。
置き型チョークバケットって?
ボルダリング(ロープは使わずに自分の身体だけで登るクライミング)メインの方が使っていることの多いのがこのタイプ。
その長所は圧倒的な容量の大きさです。例えばチョークを1パック買った場合、腰付けタイプのものだと小分けにしてチョークボールに入れたりしていたのが、バケットだと全て投入することが出来ます。又、その大きさから両手をすっぽりと入れる事が出来、チョークをしっかりと両手に付ける事が可能です。
製品毎に違いはあるものの、多くの商品に小物が入るスペースが設けられており、テーピングや小さめのブラシ等を入れておけるのも便利な点です。
一方で、サイズが大きいためバッグの中でスペースを取ってしまうことや、持ったまま課題に取り付けないため、実質的にボルダリング専用となってしまう点が短所と言えるかもしれません。
どちらのタイプを買うか迷ったら
以上、大きさだけでなく用途にも違いのある2タイプですが、結局自分はどちらを持つべきなのか?迷ってしまった方にお伝えしておきます。理想は、両方持ちです。使用場面と用途が違うのですから、何にでも対応できるようにしておくべきでしょう。
両方持ちにするとなると、多くの方は既に腰付けタイプのチョークバックを持っていると思いますので、置き型のバケットタイプを購入することになるでしょう。
そしてせっかく買うのであれば、ほとんど機能よりもデザインで選べるため、好きなものを選びたいですよね!特にバケットタイプはその大きさから独自のワンポイント意匠が凝らされていることが多く、商品がそれぞれ魅力的で迷ってしまいがち。
今回は皆様のお気に入りの1品を探す一助となるべく、おすすめのチョークバケットをご紹介していきたいと思います。
オススメのチョークバケット
評価基準の各項目は、以下の4つ。
【大きさ】…サイズ、チョークがどれだけ入るか
【収納】…収納時、荷物の中で邪魔にならないか
【小物入れ】…小物入れの使いやすさ
【オリジナリティ】…周りとどれだけ被らないか
三拍子そろった安定感 MAMMUT boulder chalk bag
大きさ: ★★★☆☆
収納: ★★☆☆☆
小物入れ: ★★★☆☆
オリジナリティ:★★☆☆☆
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もちろん好きなものを選びたいけど、奇抜さよりも確かな性能を求めるクライマーにおすすめなのがこちらの商品。
チョークバケットとして、ちょうど欲しい容量やちょうどいい小物入れ、丈夫さとかゆいところまでカバーしてくれる商品。流石マムートといったつくりの良さが特徴です。
有名メーカーの商品なだけあり、量販店や事務の物販スペースに並んでいることが多く手に取りやすいのも魅力の一つ。ですが、手に入りやすいが故にどうしてもジムの中でかぶってしまうことが多く、「せっかく好きなものを選べるのだからオンリーワンなものが欲しい!」という方にはあまりお勧めできません。
しかし、とにかく便利なもの、カバンに押し込んでも型崩れのしない丈夫なものが欲しいという武闘派クライマーの強い味方になってくれること間違いありません。
持ち運ぶならこれで決まり! Flashed tool bag
大きさ: ★★★★☆
収納: ★★★★☆
小物入れ: ★★☆☆☆
オリジナリティ:★★☆☆☆
こちらのtool bagも、どちらかと言うと取り扱い店舗が多い商品。そのためジム内で被ってしまうこともありますが、それを差し引いても余りあるほど、かさばらずカバンの中で場所をとらない柔軟性が特徴となっています。
バケットタイプの製品はどうしても口の留め具や自立させるための厚底が入っている関係上、一定以下のサイズに丸めることが難しく、カバンの中でかさばってしまいがちです。しかし、こちらは全体がまるで一枚の薄布でくるんであるかのような柔らかなつくりをしており、腰つけタイプ以上に場所を取らないように畳みこむことが可能なんです。
また、素材が柔らかく基本的には寝た状態でおいておくことになるため、ジムの中で気づかずに倒してしまってチョークが零れてしまった…なんてことにならないのも魅力です。
薄手の布は意外と摩耗しにくく、見た目以上の耐久性、容量を持っており、ジム遠征の多いクライマーに是非おすすめしたい一品と言えます。
巷で話題の#mudhander MUD HAND cb
大きさ: ★★★★☆
収納: ★★★☆☆
小物入れ: ★★★☆☆
オリジナリティ:★★★★☆
Instagramでクライミング動画を眺めたことがあるなら、きっと一度は目にしたことがあるはず。福岡のZiprock climbing gym発、ハンドメイドブランドの商品になります。
鮮やかな色合いやなんだか懐かしいポップなロゴとは裏腹に、帆布で作られた耐久性抜群の体育会系。帆布の性質上水が透過しにくく、湿った地面にバケットをおくことの多い外岩クライマーの方にもお勧めしたい一品です。
ハンドメイドの性質上あまり多く流通している商品ではありませんが、オンラインショップ内で販売されているため好みの色が出ていないか、こまめにチェックしておくといいかもしれません。また同オンラインショップ上ではTシャツやトレーナーなど、アパレル類も続々と発売されているので必見です!
メーカーオフィシャルアカウントがInstagramでリポスト等を多く行っているため、#mudhandを積極的に活用すれば『なかまをよべる』かもしれませんね!
Made in USAの1点モノ Organic lunch bag
大きさ: ★★★★☆
収納: ★★★★★
小物入れ: ★★☆☆☆
オリジナリティ:★★★★★
お次はmade in USA ブランドから、映える色使いの一品。
なんといってもその特徴は一点毎に配色やパターンが違っている点、つまり画像のモノと全く同じものはないかもしれないってことです!
同じ商品でもビビットな色使いからダークトーンなものまで次はどんなものが輸入されるかもわかりません、しかし、オリジナリティを求めるのであればこれ以上ないくらい個性を出させてくれる逸品といえるのではないでしょうか。
生地も柔らかく、丈夫で扱いやすいつくりになっています。
また、米本国のサイトでは自分の好きな色でのオーダーも受け付けているため、本当の意味での『マイチョークバッグ』を作ってみるのも面白いかもしれませんね。
愉快な仲間とポップなクライミングライフを 8b+ Rocco
大きさ: ★★★★☆
収納: ★★☆☆☆
小物入れ: ★★★★☆
オリジナリティ:★★★★★
女子クライマーやキッズクライマーから圧倒的な支持を得ているのがこちらの8b+の仲間たち。小物入れや容量といった、欲しい機能をすべて備えた上でこのかわいらしさ、お店にあったら一度は必ず見入ってしまうはずです。実は今回取り上げたRocco以外にもたくさんのキャラクターがおり、Roccoは派手好きイケイケ気質、BRUNOはタフな戦士という風に、キャラの性格にも設定があるそう。
こちらもあまりたくさんは見かけませんので、手に入れると愛着が沸くかもしれません。クライミング仲間が一人増えます。
今回ご紹介した他の商品と比べると生地が厚く高めの剛性を持っているためカバンの中でどうしても場所をとってしまうという難点はあるものの、『本当に気に入ったアイテムを使い続けたい』って方には間違いのない一品と言えるでしょう。
もういっそオーダーメイド!CXM(シーバイエム)
大きさ: ★★★★☆
収納: ★★★☆☆
小物入れ: ★★★★☆
オリジナリティ:★★★★★
「お気に入りは見つかりませんでした。買いたいチョークバッグはありません。」
そんなあらたに最終手段のご提案。別の記事でご紹介させていただきました、CXM(シーバイエム)のハンドメイドチョークバッグはセミオーダー制。生地、留め具、大きさなんかを自分の好きなようにカスタマイズできます。
オーナーさんは元々アパレル業界で雑貨デザイナーをされていたこともあり、CXMのチョークバッグのセンスの高さは何かと話題。もちろんご自身もクライマーであるため、チョークバッグに求められる機能をしっかりおさえたうえで、ファッション性をチョークバッグに吹き込んでいます。
小物入れや開け口、可能な範囲であれば特別リクエストも叶えられます。おまかせオプションもあり、「自分では選べないけどオンリーワンが欲しい!」なんていうニーズにもお応えしてくれるそう。
いかがだったでしょうか。
置き型チョークバケットはクライミングアイテムの中でも個性が出て楽しいもの。どれも機能に特徴があり魅力的。ジムのショップや各種オンラインショップを眺めれば、きっとお気に入りも見つかるはず。
皆様のそんなお気に入り探しの一助となれたなら幸いです!
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